LINEスタンプに赤十字マークを使うとリジェクト!?ヒットアプリ開発者「華鳥風月 × funapp」さんインタビュー

iPhoneアプリで120万ダウンロードを超えるヒット作「リバーシLv99」や、60万ダウンロードの「脱出パズル」などの作者「funapp」さんのインタビューです!iPhoneを持っている方なら一度はfunappのゲームをやった事があるのではないでしょうか?ヒットアプリ開発者の目にLINEスタンプ市場がどう映るのかを聞いてみました!

華鳥風月 × funappさんについて聞かせてください。

「funapp」は夫婦(以降、”嫁”と”夫”)でiPhoneアプリを制作しているユニットです。
グラフィックは嫁、それ以外のすべてを夫が担当しています。
それ以外に嫁は「華鳥風月」として雑貨の制作・販売等を行っています。

LINEスタンプを作ってみようと思った理由は?

嫁:
雑貨制作の延長と思い、今回LINEスタンプを作成しました。
普段の雑貨制作のテイストをふんだんに活かし、リアルなスタンプを意識。
あとは、自分が使いたいかつ使いやすいスタンプを!というテーマで。
意外に今回作成したスタンプのような雰囲気のものはほぼ見当たらなかったので、差別化にもなるかなと思いました。

夫:
今回は嫁主導での制作で、スタンプの内容に関して自分はほぼノータッチです。
販売管理等を任せてもらってます。

確かLINE Creators Marketでスタンプの登録が可能になった直後に申請されていたはずですが、実際にスタンプがリリースされたのは最近ですよね?何らかの理由でリジェクトされてしまったのでしょうか?

一度リジェクトされました。
以下のガイドライン項目に該当するとのことでした。
「5.2.当社または第三者の商標、著作権、特許権、または画像に使用されているサードパーティの条件に違反しているもの」
赤十字マークおよび類似マークの使用は制限されており、赤系統の色を使用した十字マークは修正するように指示されました。

*スタンプのように少ない情報量で何かを表現しなければいけない場合、ついついユニバーサルなシンボルを使ってしまいがちなので、十字マークの使用でリジェクトされた人は結構多いかもしれませんね。スタンプを作る時にシンボル的なマークを使う場合は商標まわりで問題がないか注意しなければいけませんね。

LINEスタンプ販売にどれだけのポテンシャルを感じていますか?販売開始前の期待値、販売開始直後の手応え、そして今後も続けていく予定があるかなど聞かせてください。

嫁:
開始前からクリエイターの可能性がいかようにも広がる素敵な物が始まるなと感じ、そして自分の作成した物がどれだけ受け入れていただけるか試したい、という気持ちで参戦しました。
おかげさまで今のところ悪くない位置(人気ランキング)にいます。
欲を言えばもう少し上にいってほしいのですが(笑)
またもう一つ作ってみようかとは思ってますが、思案中です。

夫:
ランキングや売上等の推移を見た率直な感想は「結構いいお金になるんだなぁ」でした(笑)
いくつかリリースすれば、個人規模なら十分食べていけるレベルまで持っていけるのではないでしょうか。
アプリやサイト等もそうですが、このように個人が稼げる環境が整ってきているのは本当に素晴らしいことだと思います。
今回はビジネス的なことはほとんど考えずに出しましたが、企画やマーケティング等をしっかりやればまたおもしろい結果が得られそうな気がします。
funappの本業はiPhoneアプリなのでスタンプに本格参入するかはわかりませんが、大いに可能性のあるマーケットだと考えています。

*ヒットアプリ開発者さんが可能性があるというのであれば間違いありませんね!そしてやはりどんな市場であれ、行き当たりばったりではなく、しっかり企画やマーケティング戦略を練る事が重要なのは同じですよね。クリエイターズスタンプが既に5000個を超えて埋もれやすくなったとは言っても、App Storeの総アプリ数120万と比べると全然少ないくらいですし、120万個のアプリがある中でだって定期的に無名の作者がヒットを出す事があるくらいなので、LINEスタンプで成功するチャンスだってまだまだ十分ありますよね。

funappさんはアプリ開発者としても成功されていますが、アプリ開発とLINEスタンプ制作とを比べた場合、どちらの方がコストパフォーマンスが高いと感じますか?(どちらの世界もヒットするかしないかで収益性が大きく異なるので簡単には比較できないかもしれませんが。)

夫:
コストパフォーマンスと言われると難しいですね。
コストって、お金や作業時間、スキル、精神力など、いろんなものをトータルしたものだと思っているので。
「やりたくないこと」が一番高コストなのではないでしょうか。
なので自分はアプリやスタンプなどにとらわれず、そのときそのときで一番やりたいことをやって生きていきたいです。
結果的にそれが一番コストパフォーマンスが高いと思います。

*確かにリスクを負ってフリーのクリエイターとして生きる道を選んだのに、あえてストレスを抱えてまで「やりたくないこと」をやっても意味がないですよね。

ほかに、他のクリエイターさん達が知ったら喜びそうな情報やアドバイスなどがあってシェアできる事があればお願いします!

嫁:
クリエイターズマーケット受付開始2日目に審査に出したのですが、その後に赤十字を彷彿させる物が含まれているのはいけないとは知らずTwitterで知ったので、これからスタンプを作成販売する人は情報収集したりどんなスタンプにするかなどの研究をした方がいいと思います。
ちなみにスタンプIDは4500番台で、リリースされるのに2ヶ月半くらいかかりました。

夫:
なんでもいいのでまずはひとつリリースまで持っていきましょう!
アプリの世界でも同じですが、これに勝る勉強はないと思います。
あと「レトロ猫」を買って友達3人にスタンプ送ってみてください。
きっといいことがあるはずです。

リンク:「レトロ猫」 https://store.line.me/stickershop/product/1004537/ja
*お二人とも、貴重なお話をありがとうございました!
「十字」マークは結構多くの人が知らず知らずに使ってしまいそうなので、とても参考になります。そして、何事もまずは形にする事が大事ですよね。失敗してもそこから学んだ事は必ず次に活かす事ができますし!
同じく、ヒットアプリからも沢山の事を学ぶ事ができるので、funappさんのアプリをやった事が無い方はこの機会に是非試してみる事をオススメします!

そして、今後のfunappの活動をチェックしたい方はコチラをどうぞ!

ウェブサイト:http://funapp.jp

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夫:@Hiroki_Nakane
奥様:@katyo_fuhgetsu